仕様と設定
通信プロトコルの切り替え
MyBario は、$LK8EX1 と $VARIO の 2 種類の出力プロトコルをサポートしています。お使いのフライトアプリに合わせて切り替えてください。
プロトコルの違い
| プロトコル | 含まれるデータ | 主な対応アプリ |
|---|---|---|
$LK8EX1 | 気圧高度・昇降速度 | XCTrack、LK8000、gaggle |
$VARIO | 昇降速度のみ(シンプル) | Flysky hy、その他汎用アプリ |
$LK8EX1 はより多くの情報を含む拡張フォーマットです。XCTrack をご利用の場合は、このプロトコルを選択することで高度情報もアプリ上で確認できます。
切り替え手順
- MyBarioAPP を起動し、MyBario 本体に接続します。
- 画面下部の 「設定」 タブをタップします。
- 「通信プロトコル」 の項目から、使用するプロトコルを選択します。
- 設定はデバイスに即座に保存されます。電源を切っても設定は保持されます。
注意
プロトコルを変更した場合は、連携しているフライトアプリ側の設定も合わせて確認してください。プロトコルの不一致はデータ受信エラーの原因となります。
OTA ファームウェアアップデート
MyBario は、アプリを通じてケーブルなしでファームウェアを更新(OTA アップデート)できます。
アップデート手順
- MyBarioAPP を最新バージョンにアップデートします。
- アプリを起動し、MyBario 本体に接続します。
- 「設定」→「ファームウェアアップデート」 をタップします。
- 新しいファームウェアが利用可能な場合、バージョン情報と変更点が表示されます。
- 「アップデートを開始」 をタップします。
- 転送中は本体のインジケーターが 青色点滅 します。絶対に電源を切らないでください。
- 完了すると本体が自動的に再起動し、ブザーが 2 回ビープ音 を発します。
アップデート中の電源断について
MyBario の OTA は非アクティブなパーティションに書き込み、完了後にブート先を切り替える方式です。転送中に電源が切れた場合でも、旧ファームウェアからそのまま起動します。
ブザー音パターン
| パターン | 周波数 | 意味 |
|---|---|---|
| 上昇 3 音(低→中→高) | 800 → 1200 → 1800 Hz | センサー安定・準備完了 |
| 短音 × 1 | 1200 Hz | Bluetooth 接続完了 |
| 下降 3 音(高→中→低) | 4200 → 3800 → 3200 Hz | 電源 OFF(ボタン長押しでスリープ移行) |
| 連続上昇音 | 昇降速度に連動 | 上昇気流検出中 |
| 断続音 | 昇降速度に連動 | 下降気流(沈下警告) |
測定・センサー性能
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 気圧センサー | MS5611(高分解能気圧センサー) |
| 気圧分解能 | 0.012 mbar |
| 高度分解能 | 約 10 cm |
| 気圧サンプリングレート | 約 33 Hz |
| 慣性センサー(IMU) | MPU-6050(6 軸:加速度 ±8g / ジャイロ ±500 dps / DLPF 21 Hz) |
| センサー処理レート | 100 Hz(IMU + 気圧の相補フィルター融合) |
| 昇降速度の算出 | IMU と気圧を融合し、応答性と安定性を両立 |
ポイント
気圧だけでなく加速度・ジャイロの情報を相補フィルター(コンプリメンタリフィルター)で融合することで、スマホ内蔵気圧計よりも速く・安定した昇降反応を実現しています。
通信・対応
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 無線通信 | Bluetooth Low Energy(BLE 4.2 / 5.0) |
| 出力プロトコル | $LK8EX1 / $VARIO |
| BLE データ送信レート | 1〜10 Hz(1 / 2 / 4 / 8 / 10 Hz から選択・既定 4 Hz) |
| 対応 OS | iOS 15 以降(Android は対応予定) |
電源・本体
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| バッテリー | 充電式リチウムポリマー電池(容量 400 mAh) |
| 連続駆動時間 | 約 4〜5 時間(暫定値。BLE 送信レートの設定により変動します) |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 寸法 | W45 × D90 × H12 mm |
| 重量 | 約 40 g |
| 動作温度 | −10°C ~ 50°C |
| 音響出力 | 圧電スピーカー内蔵(85〜90 dB @ 10cm) |
バッテリー駆動時間について
連続駆動時間は使用条件(BLE 送信レート、ブザーの鳴動頻度、気温など)により変動します。長時間のフライトでは、USB-C 経由でモバイルバッテリーから給電しながらの使用も可能です。